はじめてさん会計ソフトを決めたいのですが、3社で迷っています。freee、マネーフォワード、弥生のどれも「かんたん」と書いてあります。違いが分かりません。
ナビさん先に「自分が使う観点」を決めると、違いが見えます。観点は5つです。銀行・カード連携、確定申告や決算への対応、請求書作成、サポート、価格です。この記事では、3社をこの観点で横に並べます。
結論:観点を先に決めれば、3社の差は3か所に絞れる
個人事業主向けは、3社とも最安プランに基本の機能が入っています。銀行・カード連携と確定申告書の作成です。差が出るのは、消費税申告の対応プラン、電話サポートの有無、年払いの価格です。消費税申告は、弥生だけが全プランで対応します。この3か所を自分に必要かどうかで見れば、比較は終わります。
個人事業主向けと法人向けは、3社ともプランが別です。マネーフォワードと弥生は、製品の名前も分かれています。freeeは同じ製品名で、料金ページが分かれています。まず自分がどちらの側かを決めてから、表を見てください。
自分はどれに当たるか
条件は2つです。個人事業主か法人か、そして消費税申告と電話サポートが要るかです。
個人事業主か、法人か
個人事業主は、所得税の確定申告をします。3社とも確定申告書を作り、e-Taxで送れます。e-Taxとは、国税庁の電子申告の仕組みのことです。
法人は、決算書を作って法人税の申告をします。決算書とは、1年の売上と利益、財産をまとめた書類のことです。3社とも、法人向けの最安プランで決算書を作れます。法人税の申告書は、このサイトの比較表では4製品とも別ソフト扱いです。
消費税と電話サポートが要るか
消費税申告とは、1年分の消費税を計算して国に申告することです。課税事業者(消費税を納める義務がある事業者)が対象です。消費税の申告が要る人は、対応プランを確認します。個人向けでは、freeeはスタンダード以上です。マネーフォワードはパーソナル以上です。弥生は全プランで対応します。
電話で聞きたい人は、表の「電話サポート」の列で確認します。
具体例:同じ条件で横に並べる
価格は、各社公式の料金ページの値です。すべて税抜で、2026年9月23日時点の表示です。改定が多いので、申し込む前に公式ページで見直してください。個人向けは、最安プランと電話サポートが付く最安プランを並べます。
個人事業主向け(最安プランと、電話サポートが付く最安プラン)
| 製品・プラン | 年払い(月あたり) | 年額 | 銀行・カード連携 | 請求書 | 消費税申告 | 電話サポート | 無料で試す |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| freee会計 スターター | 980円 | 11,760円 | ○ | 作成 | × | × | 30日 |
| freee会計 プレミアム | 3,316円 | 39,800円 | ○ | 作成 | ○ | ○ | 30日 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ | 900円 | 10,800円 | ○ | 連携 | × | × | 1か月 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルプラス | 2,980円(12月1日から3,180円) | 35,760円(12月1日から38,160円) | ○ | 作成 | ○ | ○ | 1か月 |
| やよいの青色申告 オンライン セルフ | 年払いのみ | 11,800円(キャンペーン中は初年度無料) | ○ | 連携 | ○ | × | 最大2か月 |
| やよいの青色申告 オンライン ベーシック | 年払いのみ | 22,800円(キャンペーン中は初年度無料) | ○ | 連携 | ○ | ○ | 最大2か月 |
マネーフォワードは、2026年12月1日に個人事業主向けの料金を改定します。パーソナルプラスは年38,160円になります。パーソナルミニの年払いは10,800円のままです。月払いは1,280円から1,680円に上がります。すでに契約している人は、12月1日以降の更新日から新しい料金になります。
弥生の初年度無料は「初年度無償キャンペーン」で、2027年3月15日までの申込分が対象です。自動更新の決済方法(口座振替かクレジットカード)の登録が条件です。弥生の無料体験は、決算と申告の機能が使えません。
法人向け(ひとり法人向けの最安プラン)
| 製品・プラン | 年払い(年額) | 月払い(月あたり) | 利用人数 | 決算書作成 | 電話サポート | 無料で試す |
|---|---|---|---|---|---|---|
| freee会計 ひとり法人 | 35,760円(月2,980円) | 3,980円 | 1人 | ○ | × | 30日 |
| マネーフォワード クラウド会計 ひとり法人 | 29,760円(月2,480円)。2027年6月1日から35,760円 | 3,980円 | 1人 | ○ | 登録後2か月 | 1か月 |
| 弥生会計 Next エントリー | 34,800円 | 3,480円 | 3人まで | ○ | × | 最大2か月 |
マネーフォワードは、2027年6月1日に法人向けの料金を改定します。ひとり法人プランの年払いは35,760円(月あたり2,980円)になります。月払いの3,980円は変わりません。契約中の人は、6月1日以降の更新日から新しい料金になります。マネーフォワードのひとり法人プランは、1年度の仕訳が500件までです。仕訳とは、取引を帳簿に1件ずつ記録することです。freeeの電話サポートは、スターター以上です。弥生会計 Nextは、ベーシックプラスだけです。弥生会計 Nextの無料体験は、決算書の作成・出力が使えません。比較表の弥生会計 Nextの月額は、年払いの月あたりの額です。
はじめてさん表を見ると、月あたりの差は数百円ですね。何で決めればいいのでしょうか。
ナビさんこの記事の観点で言えば、決め手は3つの条件です。消費税申告が要るか、電話で聞きたいか、法人かです。この3つが同じなら、無料期間で連携の使い勝手を試す順番になります。
手順:比較表の見方と、申し込みまでの順番
このサイトの比較表は、法人向けプランを公式価格の安い順に並べています。並び順に広告の報酬は使っていません。月額・年額・口座連携・請求書・無料期間などの列があります。個人事業主向けのプランは、この記事の表で見てください。
- 消費税申告・電話サポート・個人か法人かの3つに答えます。
- 自分の側の表で、答えに合う候補を2社に絞ります。
- 無料期間で、自分の銀行とカードの連携を試します。
- 年払いか月払いかを決めて、申し込みます。
期間を過ぎる前に、続けるかどうかを決めます。
用語をひらく
- 銀行・カード連携
- 銀行口座やクレジットカードの明細を、会計ソフトが自動で取り込む機能。取り込んだ明細が仕訳の候補になる。
- 年払い・月払い
- 1年分をまとめて払うか、毎月払うか。月払いがある製品では、年払いのほうが月あたりの額が安い。
- 消費税申告
- 課税事業者(消費税を納める義務がある事業者)が、1年分の消費税を計算して申告すること。対応するプランが分かれている。
- 請求書の作成・連携
- 作成は、会計ソフトの中で請求書を作れる機能。連携は、別の請求書サービスとつないで取引を取り込む機能。表の分け方は、各社公式ページの表現に合わせた。
- 無料体験
- 申し込む前に、一定の期間だけ使える仕組み。使える機能に制限がある製品もある。